プリザーブドフラワー専門評論家稲田雅人のデザイン解説ブログ

創作花屋花の音というプリザーブドフラワーを中心としたウェブショップを立ち上げて9年。その間に10,000点近い作品を観てきた眼がそのデザインの善し悪しを的確に判断して、そのデザインを解説します。

プリザーブドフラワー専門評論家のお仕事その4

 

プリザーブドフラワー専門評論家の稲田雅人です。

私が日頃活動しているプリザーブドフラワー専門評論家について書かせて頂いております。その第4弾まとめになります。

 

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花屋に努めた経験も教室に通った経験も無い、お花に関して素人同然な自分がプリザーブドフラワーに出会い、いかにして9年以上もウェブ専門店を続け専門評論家を名乗る様になったのか、そんな顛末を足早に書かせていただいております。


自分が知らないという事がウィークポイントだった時期はある意味「迷走」の時期と言えます。

そのウィークポイントが実はお客様目線でいられる最大の武器になり得る事を悟ってからは「爆走」の時期になりました(笑)


今思えば、迷っていた時期は、フローリストに対する接し方もきっと歪だったんだろうと思います。

だからフローリストも私に対して疑心暗鬼になる部分もあったと思いますし、そうなるとこちらも全面的に信頼する事も出来ず…まさに悪循環でした。

 

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「自分の言う事はお客様の声だ!」って言うと、とっても横暴な感じを受けるかもしれません。


でも、実際にフローリストはお客様と直に接する事は無いのですから、それぐらいに思ってもらえる様にならなければと思いました。

 

私は先ずフローリストに対して、お客様から頂いたサンクスメールや配達に伺った際のお客様の反応をそのままに伝える事にしました。

横暴な感じを避けるには、感想の部分からお客様の声を実感してもらうのがベストと考えたからです。

 

お客様からお喜びの声をいただくというのは、本当に凄い事だという事も同時に伝えました。わざわざメールを書いたり、お電話をいただいたり、中にはお手紙で感謝の思いを伝えて頂けるお客様もいらっしゃいます。

何らかの行動をとって、その気持ちを伝えると言うのは本当に凄い事ですし、こんなにありがたい事はありません。そんなお声を頂戴する喜びをフローリストと共有する所から始まり、やがてオーダーに関する私の言葉はお客様の声と認識してもらえるようになっていました。

 

その分、私もしっかりお客様の意向を汲み取らなければならないと認識しましたし、その為の努力も重ねて参りました。

そんな経緯を踏まえて、創る能力はなくても、それがお客様に認められるデザインかどうかを見極める目を持っているという自負が芽生え、芸術的センスだけではなく、より身近な存在のお花として受け入れられるデザインかどうかを評論するだけの目利きの能力があると、今では絶対の自信をもっております。

お花は芸術作品でいてはいけないと思っています。

より生活の傍らに飾っていただける様になって欲しいと切に願っています。

そして何よりも、お客様が思い描くイメージを想像以上の出来映えでお応えする事を最優先させたいと思っています。


それが、プリザーブドフラワー専門評論家としての仕事であり、プライドです。


長々とお付き合い頂きまして、本当にありがとうございます。
心より感謝申し上げます。