プリザーブドフラワー専門評論家稲田雅人のデザイン解説ブログ

創作花屋花の音というプリザーブドフラワーを中心としたウェブショップを立ち上げて9年。その間に10,000点近い作品を観てきた眼がそのデザインの善し悪しを的確に判断して、そのデザインを解説します。

フローリストの人材不足

プリザーブドフラワー専門評論家の稲田です。

 

7月に入ったというのに、札幌は肌寒く初夏を全然感じさせません。

毎朝、今日はTシャツ1枚では寒いかなぁ?傘は必要かな?帰りが夜になるからジャケット持って行くか?等々天気予報とにらめっこです。

今朝は久しぶりに気持ちの良い晴れの朝なので、気分も晴れやかです。


先日、7月より新たに採用しましたフローリストの作品撮影をしてきました!

彼女は以前に生花部門のフローリストとして弊店に在籍していた事があるので、新人というにはちょっと違う気もしますが、プリザーブドフラワーのフローリストとしては初めてなので、どんな作風のデザインを創造してくれているか、とっても楽しみでした。

まだまだ絶対数が少ないので、作風というレベルまでは来ていませんが、これから自分の世界を表現できるフローリストへと育って欲しいと切に願っています。

 

弊店の一番の悩みは…人材不足


プリザーブドフラワーをやっている方の多くは教室で習って覚えた方や教室で習って資格をとったという方がほとんどです。

そうすると、その教室の先生の作風や技量が大きく影響されています。

ハッキリ言って、おかしなデザインでも「ほら、素敵でしょ〜!」って擦り込まれているから、そんなヘンテコなデザインも素敵なんだと思い込んでしまってたりします。(苦笑)

 

あなた自身に素晴らしいセンスやデザイン力の能力があるにも関わらず、その先生によって完全に蓋をされているのです。そして、本人自身がその事に気ずいていないという悲しい現状…。

キラリと光る部分を発見して、そこの部分を伸ばす事をお話ししてもピンと来ない。

きっと、その先生の元ではあなたの良さが生きないなんて話をしようもんなら、自分の先生を否定されたと思って完全に拒絶されてしまうんでしょうね。

そう考えると、ぜひ一緒に仕事をしたいと思えるフローリストさんに出会えるだけでも至難の技です(笑)

自身が自立してプリザーブドフラワーと向き合いたいと思っている方が少ないという事なんでしょう。

どなたか、そんなプリザーブドフラワーのフローリストの知り合いはいらっしゃいませんかぁ??